次はアルファの試乗です。
先日、ディーラーの試乗車が売りに出ていました。
1.6ツインスパークのマニュアルで走行8000キロで199万円!
一度は乗りたいけど、信頼性に?が・・・。
では、アルファロメオ147の試乗記をどうぞ。
伝統のツインスパークエンジンを搭載し、エレガント&スポーティを売りにした高級コンパクトカー。 車好きにとってアルファロメオは憧れのブランドの1つ。
アルファロメオの魅力は官能的な音とフィーリングを持つエンジン、そして大胆な内外装デザイン。
そのアクの強いデザインは街中を走っていても他ブランドとは違う独特のオーラを感じさせる一方、好き嫌いがはっきり分かれる。
もう一つの魅力であるエンジンは何しろ吹け上がり方が最高!
ホンダのVTECエンジンのようなシャープな吹け上がり方とは違う、心臓の鼓動に同調するような吹け上がり方。
ツインスパークエンジンとは設計上、燃焼室の形状が扁平になってしまった際、バルブが向き合う両端にプラグを対称に配置し、圧縮行程から膨張行程に移る時、2本同時に点火し火炎を短時間に満遍なく燃焼室に回す為の技術。
早い話、解析精度が向上した今となっては時代遅れの技術だが、その時代遅れの技術がこの車に独特のエンジンフィーリングを与えている。
【テクニカルデータ】
全長4225mm×全幅1730mm×全高1435~1450mm ホイールベース2545mm 車両重量1240~1330kg
エンジンは2種類で全て直列4気筒のDOHC ツインスパーク。
①1596cc 88Kw(120ps)/6200rpm、146Nm(14.9kgm)/4200rpm
②1969cc 110Kw(150ps)/6300rpm、181Nm(18.4kgm)/3800rpm
ミッションは5速マニュアルかセレスピードと呼ばれる5速セミオートマチックの組み合わせ。
ボディ形状は3/5ドア、ハンドル位置は右/左を選択可能。
さらに上級グレードとして3179ccのV6エンジンを搭載する“GTA”が存在するが、それはまったくの別物。
アルファロメオでポルシェなどを追い回したい特殊な人向けのグレード。
近年、アルファロメオが日本の街中で数多く見られるようになったのには、セレスピードミッションの追加が大きい。
クラッチのあるマニュアルの運転は不慣れ、または渋滞の多い都市部では敬遠したい・・・でも、アルファロメオらしくスポーティな走りは楽しみたいという人にはお勧め。
通常のオートマチックと違いクリープ現象が無いので初めは戸惑うが、ハンドル裏のパドルでシフトアップ&ダウンが容易に楽しめる。
シフトダウン時には丁寧にブリッピング(ヒール&トゥのように次のギアに合わせエンジン回転数を調整してくれる)機能まで付いており、スポーティな走りにも対応してくれる。
さらにシティモードにすれば通常のオートマチックのような楽々ドライブも可能。
でも、せっかくこの車を選ぶのならばマニュアルミッションを選びたい。
クラッチも軽く渋滞でもそれほど苦にはならないはず。
ハンドリングは妙にクイック。
慣れないうちは交差点で内側をガードレールに擦ってしまいそうになるほど。
こんなところでスポーティさを演出しなくてもいいのでは?と思うが、エンジン音を聞いているとそんな事どうでも良く思えてしまう。
とにかくエンジン最高! ついつい高回転まで回してしまう。 ・・・というのもこの車、小さな高級車だけあって遮音性がかなり高い。
高回転まで回さないと自慢のエンジン音がなかなか聞こえないのだ。
マフラーを社外製に交換するオーナーが多いのも頷ける。
しかし、アルファロメオと聞くと、信頼性は?と不安が残る。
友人の車を例に取っても納車当日からキーレスエントリーの不具合、パワステのオイル漏れなどなど。
正規ディーラーにも関わらず代車が国産車だったので、営業に質問したところ、
「代車までアルファロメオにしたら、予備の代車まで必要になっちゃいますよ!」
とリアクションに困る返事が。
内外装の仕上げも国産車と比較すると今一歩。
テールランプとボディの隙間が均一でなかったり・・・。
しかし、この車でないと味わえない世界があるのも事実。
運転する度にイタリアのエスプリを体感できるのならば、イタリア旅行に行ったと思って多少の維持費に目をつむってもいいのではないか。
次のモデルではアルファロメオ伝統のツインスパークエンジンではなく、159やブレラ同様、アメリカのGM製ベースのエンジンに切り替わってしまう。
既に登場から7年が経過しているが、アルファロメオらしさが濃縮されている147は間違いなくオススメのモデルである。


